〔30代男性・会社員Hさんの場合〕
- バイク運転中の事故。路外から出てきた車と衝突して受傷
- 事故当初は舟状骨骨折等の診断。
- 相手方任意保険会社による一括対応(一括払い)。
- 事前認定を受け、14級9号が認定。
- 専門医の診察・検査を受けて、TFCC損傷と診断。
- 異議申し立てを行い、最終的に12級13号が認定。
- 弁護士が示談交渉を代理し、納得のいく金額で決着。
バイク運転中の事故。路外から出てきた車と衝突して受傷
二輪車で走行中、路外から一時停止を無視して出てきた車と衝突し、転倒した際に右手を受傷しました。
すぐに救急搬送された病院では右手首の舟状骨骨折と診断され、相手方任意保険会社による一括対応で治療が開始されました。
事故後から弁護士へ相談するまでの経緯
事故から1年半、症状は依然として症状は改善せず、右手首の痛みが残ったままでした。
主治医にも右手首の痛みについては伝えていましたが、「レントゲンなどの画像上では、骨折箇所も癒合しており、特段の問題が見当たらない」ということで、経過観察が続きました。
その後、保険会社から「そろそろ症状固定を」と言われ、後遺障害等級認定の意味もよくわからないまま症状固定となり、後遺障害診断書の作成を医師に依頼しました。
医師に書いてもらった後遺障害診断書を相手方任意保険会社に提出し、事前認定手続きを進めたところ、14級9号という等級が認定されましたが、この結果が妥当なのかどうかわからず、今後どうしようか悩んでいた時に、たちかわ共同法律事務所のホームページを拝見し、問い合わせたところ、相談に伺うことになりました。
後遺障害等級認定の異議申し立てをサポート
「14級9号という等級が妥当かどうかわからない」「専門家の意見を聞きたい」という理由で当事務所にご相談を頂きました。
受傷箇所や治療状況をお伺いし、診断書等の資料一式を精査したところ、後遺障害等級認定の異議申し立てを行うとしても、より詳細な医学的証拠資料が必要となるため、まずは手首の専門医を受診していただくのがいいだろうとアドバイスしました。
その後、改めて手首の専門医の診察を受けられ、より詳細な検査の結果、右手首の「TFCC損傷」と診断されました。ここからTFCC損傷の治療が始まり、手術適用となりました。
この時点で、異議申し立て手続きを行いたいので、示談交渉も含めた今後の手続きについて当事務所にご依頼いただくことになりました。
手術の結果、手首の痛みの存在が医学的に証明可能となったため、異議申し立て手続きを行うこととなりました。
専門医より新たに施行した画像検査の所見、術中所見等を診断書に記載頂き、当事務所で被害者請求による後遺障害等級認定の異議申し立て手続きを行ったところ、異議申し立てが認められ、12級13号が認定されました。
適正な後遺障害等級認を受け、適正な金額で示談が成立
後遺障害等級12級13号が認定されたことを受け、改めて相手方任意保険会社に損害賠償額の提示を求め、当事務所の弁護士が代理人として示談交渉を開始しました。
弁護士が代理人となることにより、慰謝料なども適正な金額に増額され、結果としてご依頼者様の納得のいく金額で決着することができました。
※上記はあくまでも一般的な事例です。それぞれに状況が異なります。
※ ご相談の上、それぞれの状況に合わせて解決方法をご提案します。